![]() けの短い滞在だけだったが、ノヴゴロドの醍醐味を存分に あじわえた。2人ともこの落ち着いた町をとっても気に入って くれた。 ![]() ![]() しい。中は博物館になっていて、天井をはじめいろいろなと ころに古い絵が描きのこされている。30円くらいで入れたの が驚き。 ![]() ![]() 厳しい。いろんな人に空いている部屋はないかと聞いてもら い、ついに見つけた。大学から遠くなるが、寮を出られるな らどこでもいい。1週間後に空くらしので、その日を待ち望ん だ。ところが、1週間待っても、まだ引越しが終わってないと いう。明日は必ずと言いつつ、私の荷物を持っていくと、ま だ何も引越しの気配がない。8畳くらいの部屋に、6、7人家 族が住んでいる。本当に、明日引越しができるのかと疑い ながら、次の日電話がかかり、引越しできますよとのこと。 やっと引越しできる!とルンルンで行くと、家具がそのまま で中が空っぽ。あわてて、物だけを出したという感じで、家 族もまだいる。「この家具を1週間だけ置かしてもらえないで しょうか。」と部屋に置き詰まった空っぽの大きな家具が並 んでいる。仕方がなく1週間だけ、その家族の家具で生活す ることにした。 ![]() た。台所、部屋、トイレ、洗面所。すべてを片っ端から掃除し た。お風呂の水の出が悪すぎ。トイレも後ろの壁がなくて丸 出しで、くもの巣がはってある。「水まわりのきれいさで、そ の人の性格がわかる」といった友達の言葉を思いだす。あと 換気扇の穴も掃除しようとして、ふたを開けるとぞっとした。 みるんじゃなかった。見なかったことにしよう。あれはさすが に掃除できない。 ドでまだ知らない匂いがたくさんあふれていて、凄く寒くて寝 むれなく、お金もなく、1階だからカーテンをしっかり閉めて、 扉の音が凄く響いて、これからどうなるんだろうと不安でし かたがなかった。 ![]() いる。今日は親子丼を作った。久々のしょうゆ。おいしかっ た。 ザがないといわれた。ビザ発行所では、別に問題はないと 言われたのだが、なんだかややこしいことになった。ロシア 語で説明されたが、少し分らず、英語でもよく分らず、ネーラ さんはビクトル先生に電話をして、ロシア語で先生に説明し たが、私はそのロシア語は、はっきり理解できた。なんだか とても悔しかった。もっとロシア語を勉強しよう。 いったが、ビザ専用の写真を撮ってくれるところが見つから ない。写真屋さんに聞いても知らないという。疲れ果てて、 たたずんでいると、偶然にもビクトル先生に出会った。先生 と一緒に探し、ついに発見!そしてそこのカメラは、木でで きたとても古いカメラだった。私は先生に「これこそ、写真機 です。」といった。なぜなら以前、授業で、最近は写真機と言 わずカメラといいます。と勉強したばっかりだからだ。 ![]() 先生が日本へ行った話や、食べ物の話、いろいろした。日 本のお菓子はロシア人にとって要注意なんだそうだ。なぜ なら、お菓子というと、ロシアでは、クッキーや、ケーキなど の甘いもので、日本のお菓子は、おかきなどの甘くないもの なので、ロシア人がお菓子だと思って口にすると、驚くそう だ。「ロシアという国は悪いところが多いけど、人はやさしい とおもいます。」というと、先生は、「そうですねえ。日本人は やさしいところもありますが、私は冷たいとおもいます。なぜ なら、あまりゴスチ(その人の家に遊びに行くこと)をしてくれ ません。何度か遊びに行くと言ったのですが、誰も招待して くれませんでした。」たしかに、日本では誰かのうちへ招待さ れるというより、どこかの喫茶店でお話をするほうが多い。 ゴスチへいくと、まず全ての部屋を見せてくれ、子供のころ の写真も見せてくれ、そこのお母さんが、おいしい料理を作 ってくれ、もう食べられないというほど、食べさせられるのだ が、そういう記憶は日本では少ない。 ![]() ![]() ![]() シャカシャカと音だけが響く。「どうして、泡が必要なの?」 「どうして、最後に飲むときにズズズ、と音を出すの?」質問 されたが、私もどうしてか分らない。みんなで考えた答えが 「よりおいしくなる。」だった。 ![]() ![]() 開店した。その中にあるカフェで、パーティーが開かれ、サンク トから、寿司職人が2人やって来た。韓国系のロシア人で、日 本人から作り方を教わったという。サンクトにはたくさんの日本 レストランがあるが、日本人コックはほとんどいないそうだ。日 本人コックを雇うには凄くお金がかかるそうだ。 ![]() く、手で食べていた。 ![]() 娘を紹介したいという。そして、今日早速会うことになった。い った場所が、小学校の体育館。扉を開けると驚いた。「ウシ ロ!ミユキサンニ れい!」「こんにちは!」と片言の日本語 で、男の子達がいっせいに私の方を向いて挨拶をした。この男 の人は空手の先生で、もう25年以上も先生をしているベテラ ンだった。その娘サーシャも小さいころから空手を学び、さまざ まな賞をもらうほどにうまい。そして、今は毎日空手を教えてい る。16歳で英語もドイツ語もペラペラらしい。空手、合気道、柔 道といった、日本のスポーツはここでは大変人気がある。私も 少し合気道を挑戦してみた。難しかったが、とても役に立つ。た とえば、ちょっと、手首を曲げるだけで、相手が倒れる。凄いス ポーツだ。
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