3月
日本料理作り

今日は生徒達とてんぷらを作った。てんぷらをとっても気に入
ってくれた。そして生徒達はブリヌィというロシア式のクレープ
を作ってくれ、これもまたとてもおいしかった。

彼女達の作るブリヌィは私の作るのより断然おいしかった。や
っぱりロシア料理はロシア人が作ると、こうも違うもんなんだな
あ。



今日は画家さんのヴォーヴァの家へ遊びに行った。本当に画
家の家だ。すべての壁にたくさん何かを書いていて、絵がたく
さんあって。加藤登紀子の百万本のバラを思い出す家だった。
すべてのいろいろな絵を見せてもらった。自分の息子の絵や、
自分の尊敬する人の絵や、白樺で作った絵や、教会や、、。自
分の思いがたくさん詰まったこの部屋でヴォーヴァは毎日独創
の世界を作り出している。彼の作品は、油絵をはじめ、水彩画
などいろいろな絵をかいている。ここで彼のいくつかの絵を紹
介したいと思う。興味のある方はどうぞ。
ヴォーヴァの絵
ヴォーヴァの絵



電車で1時間半ほどの田舎へいった。田舎へいくとロシアの本
当の姿が見えてくると聞いていたので、とっても楽しみだった。
真っ白な雪が果てしなく続く大地に、ぽつんぽつんと家が建っ
ている。私の訪れた家は100年くらいたった木の家で、鶏、
牛、馬がいた。電気はあるが、水がないので、外の井戸で水を
汲んでくる。冬は、大きな暖炉で、薪をもやす。


形が似ていることから「鶴」と言われる井戸。

  
牛から牛乳を採り、それを自然加工してサワークリーム、カッ
テンチーズを作る。

 
雪と練乳を混ぜて、かき氷をつくった!みんなから「こんな寒い
のに、、」と言われたが、おいしかった!

寒いトイレ     猫も暖炉のそばで暖まる

 
  わらを集めて、牛のえさにする。
 
家の下にはジャガイモや、にんじんがたくさん蓄えられている。

おばあちゃんが戦争の話をした、「ドイツ軍がここまでやってき
て、連れ去られ、帰ってきた時には食べ物も何もなく。そして、
寒い冬がやってきて、、、本当に辛い日々を過ごしたよ。」
以前生徒のうちへゴスチへ行った時も、そこのおばあちゃん
が、戦時レニングラードに住んでいた子供のころ、ドイツ軍が
町を2年弱包囲して、全く食べ物が無くなり、砂糖工場の近くの
土をかき集め水で蒸発して少量の砂糖をなめていたと、涙を
流しながら話してくれた。
 
夕方クラスの人たちとベチリンカ。てんぷら、コロッケを作った。
そして、みんなで歌ったり、踊ったり!


3月8日女性の日

1ヶ月前ほどから「女性の日おめでとう」と言われ続けてきた日
がやっときた。男性から女性に、花が贈られる日。町の花屋さ
んは男性の行列でいっぱいだった。私も、たくさん花をもらっ
た。「今日は全世界で女性の日」だと、言っていたが、わたしも
マリーヤ(スウェーデンの友達)、知らなかった。

マースルニツァ

女性の日が終わったと思ったらまたお祭りが始まった。このお
祭りは、春が訪れる歓迎のお祭りで、正月のようにクレムリン
にはたくさんの人が集まる。


 
まず見物は、高い柱を素手でのぼり、一番てっぺんの鶏まで
たどり着くと賞金がもらえるという競技。よっぽどむずかしいら
しく、ほとんどの人が途中でギブアップしていた。この日のため
に1年トレーニングする人もいるんだとか。

本物のサモワール。

  
ロシアの遊びや、歌や、春を喜ぶ人たちでにぎわった。でもま
だまだ寒い日が続きそう。


 
人だかりの中で、ボクシング大会をしていた。日本ではめった
に見られない光景。一般の人たちが日ごろのストレスを発散し
ている!という感じだった。

そしてこの日に、ブリヌィというクレープをたくさん食べる。
 
大雪になった。風邪をひいた。1ヶ月程体調がよくなかった。

 
2年前からずっとしている修理。4月のはじめには終わると聞
いていたのだが、まだおわらない。いつも教室がなく、ざわざ
わとした食堂で勉強する。ここの大学で日本語が続きますよう
にと、みんなで千羽鶴を折ることにした。


 
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